子どもの頃から人前での演奏や話に強い緊張を感じてきました。すなわち、心臓が高鳴り、声が震えるという悩みがありました。この問題を解決するため何十年も色々な方法を試しました。しかし、50代の今でも完全には治っていません。

努力してきたこと
まず、緊張をなくす方法の本をいろいろ読みました。また、関連するセミナーにも参加してきました。さらに、場数を踏むことも意識的に取り組んできたのです。それにもかかわらず、残念ながら緊張は改善しませんでした。
震えながら前に進む覚悟
実際のところ、緊張症は生まれ持った性格の一部だと感じています。言い換えれば、大切なのは震えながらでも前に進もうとするのか、あるいは諦めてしまうのかの違いなのです。
現在はテレビ出演やセミナー講師の仕事をしています。それでも、やはり震えるほどの緊張は常につきまといます。そんな中で、一方、心拍数が上がって平常心を保てない時に役立つのが「クンバハカ」呼吸法です。特に、このやり方を実践すると、気持ちが落ち着き、緊張が和らぎます。
クンバハカを使った呼吸法のやり方
1.姿勢を整える
まず、背筋を伸ばし、肩の力を抜いてくつろいだ状態で座ります。
2.息を吐く
次に、口からゆっくり息を出し、おなかをへこませながら10〜15秒かけて全部吐きます。
3.肛門を締める
その後、息を吐き切った後、肛門を軽く締めることがこの呼吸法の重要なポイントです。
4.息を吸う
続いて、鼻からすーっと息を吸い込みます。良いものを取り入れるイメージを持ちましょう。
5.息を止める
そして、吸い込んだ後、肛門を締めたまま5拍ほど息を止めます。
6.吐き出す
最後に、口からゆっくりと息を出します。
このやり方を何回か繰り返すと、要するに、緊張が和らぎ、心が落ち着きます。また、結果として自律神経のバランスも整い、リラックス効果も高まるとされています。
まとめ
緊張を完全になくすのは難しいでしょう。ですが、緊張しながらも実力を発揮できる方法として、この呼吸法は効果的です。したがって同じ悩みを持つ方は、ぜひ試してみてくださいね。